長年使い慣れ親しんだ洗面台が劣化してきて、そろそろリフォームと考え始めているかもしれません。洗面台の種類や決め方が分からない方も、多いのではないでしょうか。今回の記事では洗面台のリフォームに失敗しないためのポイントを紹介していきます。
洗面台の選び方で空間のイメージを大きく変えられます。洗面台の選び方や日々の生活まで考えたポイントを解説しましょう。
1. 洗面台の種類
洗面台にはいくつか種類があります。主要な3種類それぞれの特徴について見ていきましょう。
1-1. ユニットタイプ
はじめからサイズ・鏡や洗面ボウルの形などが、決まった状態でセットになっています。サイズが合うものを選べばすぐに使えて、比較的安価に導入できる点が魅力的です。サイズやデザインが決まっているため、ピッタリにしたい・こだわりたい方には向いていないでしょう。
1-2. システムタイプ
こちらはユニットタイプに似ています。しかし鏡や収納・洗面ボウルや水栓などのパーツを、それぞれ選んで組み合わせられるのが特徴です。ユニットタイプよりも自由度が高く、気軽に好みの洗面台にできるのも特徴です。ただしオリジナリティを出すのは難しく、ユニットタイプよりも高価となります。
1-3. カウンタータイプ
造作タイプは、こだわりの洗面台へ仕上げたい方におすすめです。それぞれのパーツや素材、デザインなど完全オリジナルとなります。細部までこだわって作れる点が大きなメリットとなります。デザインから始めるために時間がかかり、組み合わせ次第で値段が大きく変わるので、注意が必要です。
2. 洗面台リフォームのポイント
ユニットタイプやカウンタータイプを検討する際には、それぞれのパーツを選んで決めていきます。パーツごとに、考える際のポイントを紹介していきましょう。
2-1. 洗面ボウル
洗面ボウルの設置スタイルは数種類あります。ここでは3つ紹介していきましょう。「ベッセルスタイル」はカウンター上に、洗面ボウルを設置する形となります。陶器のものなど選べる幅が広いのも特徴です。オリジナリティが出やすく、カウンター面への水撥ねを軽減する効果もあります。
「半埋め込みスタイル」はマンションやホテルでよく見られる形です。スッキリとした印象になります。そして「埋め込みスタイル」です。カウンターに洗面ボウルが埋め込まれ、フラットな形状となっているスタイルで、掃除がしやすいのも特徴となります。
2-2. 鏡
鏡は洗面台の雰囲気を大きく左右するといっても、過言ではありません。三面タイプや丸形、幅広などさまざまな形状があります。使いやすさを考慮して、設置する高さや鏡自体の機能性(曇り止め・防湿加工など)まで、考えられるとよいでしょう。また鏡の裏を収納スペースとすると、より実用的なスペースとして活用できます。
2-3. 水栓
水栓にも種類があり、単水栓(温度調整できないもの)や混合水栓(温度調整機能付き)などがあります。自動水栓(センサーでの操作ができるもの)も、あげられるでしょう。近年は自動水栓を採り入れるご家庭も増えてきています。形状は角張ったスタイリッシュなものから、カーブしたものまであります。色もシルバーだけでなくゴールドやブラックなど幅が広がっており、選び方ひとつで印象が大きく変わるでしょう。
設置場所はカウンターや洗面ボウルの水平面に設置するタイプと、壁面に設置するタイプがあります。水平面に設置するタイプが主流となり、造作スタイルではデザイン性の高さから採り入れる方も多くいます。
3. 使いやすさも考える
それぞれのパーツを選ぶ際に、デザインや機能性もポイントとなるのが分かりました。洗面台リフォームするうえで「毎日使う場所」といった点も、想定しておくことが大切です。毎日の使用に伴う不満をなくすためにも、事前にしっかりと考えておきましょう。
3-1. 収納
洗面台は家族みんなが使うスペースとなるでしょう。収納が足りないと洗面台の上にものが溢れ、雑多な印象となっています。収納スペースに収められると、スッキリとした空間になります。収納スペースを検討する際には、何を収納したいか考えることが必要です。
・歯ブラシ
・タオル
・着替え
・ドライヤー
・化粧品
・洗剤等のストック
このようにさまざまなものがあげられるでしょう。ご自宅の洗面台には何があるのか、また何を置きたいのか考えてみてください。失敗の少ない収納スペースを作れます。
3-2. 掃除
洗面台周りは水が跳ねたり、髪の毛が落ちたりして意外と汚れやすいものです。汚れにくい洗面台にすることで、掃除が楽になり清潔さを保ちやすくなるでしょう。洗面ボウルの形状や素材・水栓の位置、お手入れしやすい加工がされた鏡などを選ぶとよいでしょう。
3-3. ライフスタイル
洗面台は手洗いや歯磨き、お化粧など使う頻度が高いスペースです。そのため朝の支度が重なる時間には、混み合うご家庭も多いことでしょう。幅の広い鏡や二口以上のコンセントといった工夫をすると、一緒に使いやすい空間になります。
4. まとめ
今回の記事では、洗面台のリフォームに失敗しないためのポイントをご紹介しました。毎日使う洗面台が、使いやすくおしゃれになったら嬉しいものです。デザインや機能性・使いやすさも考えた、理想的な洗面台にしましょう。
「株式会社安藤工務店」では、ご要望に応じてアドバイスやプラン提案を行っております。洗面台のリフォームを考えている方は、ご相談だけでもお受けいたします。ぜひともお気軽にお問い合わせください。