畳のメンテンナスとは?使用期間や状態から最適な方法をご紹介!

子どものお昼寝スペースや、家事の合間に一休みする等、さまざまな場面で使用できる畳の空間は非常に便利ですよね。古くから日本の住まいに取入れられてきた畳ですが、そのメンテナンス方法については詳しくないという方も多いのではないでしょうか?自然の素材を使用している畳は、定期的なメンテナンスが欠かせません。今回は、畳のメンテナンス方法についてご紹介します。適切なメンテナンスで、長く良い状態を保ちましょう。

1. 畳が傷む原因とメンテナンスの必要性

メンテナンスといっても、いつどのようなことをすべきなのか悩みますよね。畳の寿命は、約10年と言われています。しかし、畳が敷いてある部屋の環境やお手入れ、掃除方法によっても寿命は大きく変わってきます。畳を長く良い状態で使用するためにも、畳が傷む原因について知っておきましょう。

1-1. 直射日光

畳が傷む原因の一つに、直射日光があります。紫外線に当たった部分は日焼けしてしまい、色が褪せたような見た目になってしまいます。対策としては、遮光カーテンやブラインドを下すなど、畳に強い紫外線が当たり続けない環境にすることが大切です。

1-2. 畳の上にカーペット等の敷物をしく

畳が傷むことを防ぐために、畳の上にラグやカーペットなどの敷物を敷いて使用する方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、敷物を敷くことでほこりやごみが溜まってしまったり、湿気がこもってしまったりして、ダニやカビが発生する原因となってしまいます。傷めないように対策していたつもりが、逆効果になってしまうかもしれません。

1-3. メンテナンスの必要性

長い間使用している畳は、乾燥し表面に傷ができ、毛羽立ちやささくれが発生します。畳は藺草という固い植物の茎を乾燥させてつくられるため、ささくれは固く、足に刺さるなどして怪我をしてしまう可能性もでてくるでしょう。

また、古く汗や汚れが染みついた畳は、非常に不衛生な状態です。汚れをえさとする害虫の侵入や住みつき、繁殖の可能性があるうえ、ほこりなどが原因でアレルギー症状が出てしまうこともあります。長期間使用している畳は、なるべく早く交感したほうがいいかもしれません。

2. 畳のメンテナンス方法

メンテナンスせず長期間畳を使用することは、怪我の原因になるだけでなく、体にも良くないことが分かりましたね。では、どのようなメンテナンスが有効なのでしょうか。畳の使用期間に合わせて、メンテナンスの方法をご紹介します。

2-1. 畳の構造

まずは、畳の構造についてご説明しましょう。畳は、畳床(たたみどこ)、畳縁(たたみべり)、畳表(たたみおもて)の3つの要素で作られています。畳床は畳の芯となる部分の事で、わらを重ねて麻糸でしめたものです。畳床の種類によって耐久性、厚さが変わってきます。畳縁は、畳のへりにつけ、畳表の角を補強したり、畳の間にできる隙間を締めたりする役割のものです。畳表は、藺草の茎等と麻糸とで織ったもので、畳の表面部分のことをいいます。

2-2. メンテナンス方法

畳のメンテナンス方法にはいくつかの種類があります。

・裏返
・表替え
・新調

日焼けして色褪せしていたり、汚れてしまったりした畳を裏返して、綺麗な面を表にもってくる方法です。既存の畳表を裏返して再利用し、畳縁は新しくします。使用期間約2~5年ほどを目安時期としましょう。畳の表面の、藺草でつくられている部分と畳縁を新しいものに交換するメンテナンスです。目安時期は約4~7年、表面の汚れや毛羽立ちが目立つ際に行うと良いでしょう。新しい畳に交換することです。10~15年ほど使用した畳は寿命をむかえている可能性が高いので、中心の畳床も含めて一新するタイミングでしょう。

3. 日常で気を付けること

最後に、畳を長持ちさせるために気を付けることをご紹介します。畳に限ったことではありませんが、住まいに湿気は大敵です。カビの発生を防ぐためにも、畳の上にラグなどは敷かないようにしましょう。また、お天気のいい日には窓を開けて換気を行うなど、部屋に湿気が籠らないようにすることが大切です。水をこぼしてしまったときはすぐにふき取るようにしてください。また、畳の上で、ものを引きずらないようにしましょう。表面の藺草がきれてしまい、毛羽立ちやささくれの原因となってしまいます。掃除機は、畳の目に沿ってかけると、傷みの発生を抑えられます。

風通しのいい場所で畳を干し、湿気を取り除きましょう。半年に一度程度を目安に、お天気のいい日に行うといいでしょう。ただし、畳が日焼けをしてしまうので、干す際は必ず日陰に干すようにしましょう。

4. まとめ

自然素材で作られている畳は、定期的なメンテナンスが必要不可欠です。しかし、日ごろから丁寧に掃除、換気等を行うことで、快適で良い状態を保ったまま長期間使用できます。メンテナンス方法を把握して、丁寧に扱っていくことが大切です。畳のメンテナンスでお悩みの方は、「株式会社安藤工務店」にご相談ください。ご要望に合わせて、最適な方法をご提案いたします。

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