家のメンテナンスの費用はいくらかかる?箇所別にかかる費用について解説

住まいの経年劣化はやむを得ない問題です。メンテナンスするにもある程度まとまったお金が必要となります。そこで本記事では、戸建て住宅における箇所別に必要なメンテナンス費用を解説します。同時にメンテナンス費用をいかに抑えられるか、またメンテナンスのためにいくらずつくらい積立しておけば、いざという時に安心できるかを解説しましょう。

1. 箇所別に必要なメンテナンス費用

戸建て住宅は、10年を経過したころから徐々に外壁や屋根、給湯器などが経年劣化し、メンテナンスや交換が必要になります。ここではどのような箇所にメンテナンスが必要で、その費用について解説していきます。

1-1. 外壁や屋根塗装

外壁塗装は一般的に10~15年がメンテナンスの適期だいわれています。使用している外壁材や塗料、よってもメンテナンス費用は変わりますが、たとえば50坪の家の場合、外壁塗装費用はおおよそ100~200万円かかります。外壁塗装と同時に屋根の塗装を行う場合はプラス30~100万円くらい必要です。外壁と屋根塗装をそれぞれ別の時期に行うとなると、それぞれに足場代がかかってしまうので、外壁と屋根の塗装は同時にメンテナンスを行うことがおすすめです。

1-2. クロスや床材の張替え

経年劣化で室内の壁や天井のクロスも色褪せや汚れて張替えが必要となります。床材もライフスタイルが変わる時期を目途に、畳をフローリングに交換することもよくあるケースです。室内のメンテナンスの時期は外壁よりも長くは、20~30年を目安にメンテナンスを行うと見た目もきれいによみがえり、快適な室内を維持できます。その費用ですが、これも素材や広さによります。素材代プラス施工料金で費用を計算すると相場価格は下記費用が目安です。

・天井のクロス張替え(ビニールクロス・15畳)約5万円~
・壁クロスの張替え(ビニールクロス・15畳)約5万円~
・床の張替え(複合フローリング・15畳)約20万円~

1-3. コンロや給湯器などの交換

コンロや給湯器の寿命は一般的に10~15年前後といわれています。しかしこれもあくまでも目安にすぎません。家族の人数や使用頻度によって交換のタイミングは早くなる場合もあります。たとえば下記のような症状が出たら交換を検討してください。

・コンロの場合火がつかない、ガスのにおいがする
・給湯器の場合はお湯が出ない、大きな音がする
・給湯器の周りから水が漏れる
・給湯器のリモコンにエラーが出る など

交換の費用ですが、コンロの場合はスタンダードなもので10万~20万円、給湯器の場合は機能によって差が出ます。安いものなら5万円台~、追い焚きができるタイプや床暖房機能を搭載しているものなら30万円くらいするものもあります。

1-4. キッチン・トイレ・バスルームなどの水回りの交換

水まわりを適期にメンテナンスすることで、長く快適に安心して使用できます。水回りのメンテナンスの適期は一般的に10〜20年です。たとえば20年以上経過しても、まだ使えるのでメンテナンスを先延ばしにしてしまう方もいます。しかし水回りの劣化は見えない部分が腐食しているなどというケースも多いので、適期に交換を検討することをおすすめします。一般的な交換費用は下記の金額です。(すべて全体交換)

・キッチン100~150万円
・トイレ20~50万円
・バスルーム100~200万円
・洗面台10~50万円

2. メンテナンスの費用を抑える方法

メンテナンスの費用は安くありません。しかしできるだけメンテナンスの費用を押さえるにはどうしたらよいか!その方法をご紹介します。

2-1. 耐久性に優れた素材を使う

住まいの劣化は免れませんが、放置しておくこともできません。耐久性の優れた素材を選ぶことで、メンテナンスの負担も少なくなります。耐久性の優れた素材は価格が高く足踏みしてしまうところです。しかしトイレやバスルームなど水回りの設備にしても、給湯器も外壁の塗料も、耐久性に優れた機器や素材を使った方が長持ちするし、結果的にメンテナンスの費用の負担を減らせます。

2-2. こまめにメンテナンスを行う

日頃からチェックをして大事になる前にメンテナンスを行うことで、メンテナンスの費用を抑えられます。破損や不具合を見がしてしまうと、結果、大規模なメンテナンスが必要となり、高額な費用がかかるケースもあります。大事になる前に対処していくことで、メンテナンスの費用をコストダウンできる可能性もあるでしょう。

3. 先を見据えてメンテナンス費用を積み立てる!

マンションの場合は、契約で決まった修繕積立金を積立てているため、エントランスや外壁といった共用部のメンテナンスは積立金から支払われます。戸建ての家の場合、積立ては義務ではないので積立てを忘れがちです。しかしマンションと同じように毎月積立てることで、その積立金がのちに強い味方になってくれます。

3-1. 月1万円積みたてれば10年で120万年!

積立金の目安ですが、たとえば毎月1万円積み立てれば、1年間で12万円、10年間で120万円です。10年後に120万円ほどあれば屋根や外壁のメンテナンスが可能です。120万円あればトイレや給湯器など一般的なものなら交換できるくらいのお金が貯まります。ゼロから費用を用意するのと積立金があるのではメンテナンスの費用の負担もかなり違ってきます。戸建てでも修繕費だと思って少しずつでも、コツコツと積み立てておくこと大切です。

4. まとめ

10年以上すると外壁や屋根塗装の塗り替えのほか、給湯器やトイレの交換など住まいのメンテナンスが必要になります。メンテナンスにかかる費用はある程度まとまったお金が必要です。マンションの積立金のように戸建て住宅でも、毎月1万円ずつでも積立てしておくと、メンテナンスの適期が来た時、その積立金が強い味方となってくれます。メンテナンスのための積立て、ぜひ始めてください。

群馬県多野郡吉井町の「株式会社安藤工務店」は、注文住宅をはじめ、リフォームなど住宅のメンテナンス工事を承っています。丸ごとリフォームや部分リフォーム、また「扉の建てつけが悪くなってきた」「電気が点かない」などの困りごとや、「こんなことで依頼してもいいのかな・・・」というようなことでも、お気軽にご相談ください。

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