お風呂場の寿命!メンテナンスの検討が必要な4つの症状について解説

お風呂場は住まいの中でも使用頻度が高いので使い方によっては経年劣化も早く、メンテナンスが必要となります。メンテナンスや交換が必要となる目安の時期はあるものの、劣化の症状が出たら早目にメンテナンスを検討しましょう。この記事ではお風呂場のメンテナンスが必要となる4つの症状を解説します。あわせてメンテナンス時期を延ばすコツもご一読ください。

1. お風呂場の寿命

お風呂場のタイプは主に在来工法のタイプとユニットバスのタイプの2種類です。一般的に在来工法のお風呂場の寿命は20~30年、ユニットバスの場合は15年程度が寿命だといわれています。

1-1. お風呂場の寿命年数は目安に過ぎない

お風呂場は住まいの中でも頻繁に使用する箇所です。家族の人数によっても使用する頻度は変わります。その家庭の使い方によって劣化状態は変わってくるので、一般的にいわれるお風呂場の寿命年数はあくまでも目安にしてください。部分的お風呂場の箇所の経年劣化の年数も目安にすぎませんが、参考までに記載しておきます。

お風呂場の部分的な箇所の一般的な寿命

換気扇:約10年
蛇口(パッキン類、カートレッジなど):約10年
シャワーヘッド:5~10年
給湯器:10~15年

1-2. 劣化を放置すると大規模な工事が必要になる!

目に見える小さなヒビや水漏れも放置しておくと浴槽と壁のすき間や浴槽の下などに水が漏れてしまい、建材の腐食やシロアリが発生し、深刻な建物の被害を生じることになりかねません。メンテナンスを放置することで、大規模な修繕工事が必要人あるケースもあります。

2. メンテナンスの必要なお風呂場の4つの症状

ここではメンテナンスの検討が必要なお風呂場の症状を4つご紹介します。症状が現れたら、見逃さずに早目にメンテナンスをするようにしましょう。

2-1. 排水溝の流れが悪い

お風呂を使用している時や掃除の際、排水溝の水の流れが悪い場合は排水溝が詰まっていることが考えられます。こまめに掃除していても排水溝の奥で、髪の毛や石鹼のカスが溜まり流れを阻止している場合です。放置しておくと、浴槽に貯めたお湯を抜いたときに排水できず、場合によっては脱衣所まで浸水してしまうケースもあります。お風呂場は防水加工されていますが、脱衣所などは防水加工されていないので、壁のすき間などから水が漏れ、建物の内部にも被害が及んでしまうことがあります。

2-2. 浴槽や壁のひび割れ

お風呂場の壁や床にひび割れが生じたらメンテナンスを検討しましょう。ひび割れは経年劣化で耐久性が落ちると現れる症状です。そのほか大きな衝撃が加わるとひび割れが生じます。放置しておくと、亀裂がどんどん広がり、水漏れの原因となります。たとえば浴槽のひび割れは、溜めるはずのお湯が抜けてしまいお湯が溜まりません。ひび割れは早い段階にメンテナンスをして対処することをおすすめします。

2-3. コーキングの劣化

コーキング部分とは、浴槽と壁の間、床と壁の間、壁と天井の間の継ぎ目の部分です。お風呂場のコーキング部分は大切な箇所で、劣化するとその隙間から建物の内部に水が侵入してしまいます。それが原因となり、浴槽の下にカビが生え、腐食がすすみ、シロアリに狙われ、被害が大きくなってしまうのです。コーキングはとても大切な部分なのですが、残念ながら寿命は長いとはいえません。

使い方によっては5年くらいでひび割れが起きることもあります。また手入れが悪いとカビが発生しやすい箇所です。症状が現れたら、できるだけはやくメンテナンスを行う必要があります。

2-4. カビが生える

しっかり掃除をしていてもカビが生えやすいのがお風呂です。軽いカビならば市販の洗剤などで取り除けます。しかし表面だけではなく内部に侵食したカビは掃除では取り切れず、どんどん進行していき、やがて全体が早々に老朽化してしまうという事態になりかねません。カビの進行がひどい場合はメンテナンスもしくはユニットバスであるなら交換を検討する必要があります。

3. お風呂場のメンテナンス時期を延ばすコツ

お風呂場は住まいの中でも清潔に維持するのが大変な箇所です。ここではお風呂場のメンテナンスの時期を延ばすコツを3つご紹介します。

3-1. 使用後はきれいに洗い拭き上げる

石鹸のカスや洗い流した皮脂は、カビが大好物とするエサでしかありません。またカビは湿気も好みます。使用した後はきれいにお風呂場を洗い流し、できれば水気を拭き上げてください。換気扇をつけるだけでも随分効果があります。こうすることでコーキングなどの劣化も遅らせられます。

3-2. こまめに排水溝を掃除する

排水溝に負担をかけないために、お風呂場を使用した後はヘアキャッチャーに溜まったゴミや髪の毛を取り除き、排水筒なども洗剤でよく洗いましょう。排水口をこまめに掃除することで、劣化を予防できます。

3-3. 最後は浴槽の栓を抜く

湿度が高いとカビが生えてしまいます。カビ防止のために、お風呂場を使用した後は浴室の湿度を下げてあげることが必要です。そのためにお湯を溜めておくときは必ず浴槽にフタをするようにしましょう。また最後の人が入ったあとは、浴槽の栓を抜きお湯を流してください。そうすることで水滴が壁につくことを抑えられ、カビ予防にもなります。

4. まとめ

お風呂場の一般的な寿命はあくまでも目安にすぎません。メンテナンスが必要な症状が現れたら、できるだけ早くメンテナンスをすることで、水漏れやシロアリ被害を防止し、ほかの空間の寿命を延ばすこともできます。お風呂場のそれぞれの箇所は、住まいの中でも寿命の長さは誇れません。しかしメンテナンスの時期を延ばすには日頃のお手入れを欠かさずに行ってください。

群馬県多野郡吉井町の「株式会社安藤工務店」は、リフォームや注文住宅を手掛ける地域密着型の工務店です。お風呂場などの部分リフォームもお任せください。たとえば「洗い場と浴槽の段差がきつくて、子どもや高齢者を入れるのが心配…」「床のタイルやパッキンが古くて、水はけの悪さやカビが気になる…」など、住まいの中でもとくにくつろげるお風呂場に不安を抱えているのはもったいない話です。心配ごとは全部まとめて、リフォームで解決しましょう。お気軽にお問い合わせください。

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