玄関のドアをリフォームすると家の雰囲気が変わる!効果を解説!

家の顔といわれる玄関は建物ごとに異なり、初めて訪ねてくる方にその家の印象を与えられます。玄関は一日に何度も開け閉めするだけに、時間の経過とともに確実に劣化しています。そこでリフォームがおすすめです。玄関ドアをリフォームするだけで、その家の雰囲気や印象が変わることもあります。玄関ドアのリフォームは比較的簡単に施工でき、最新の玄関にできます。今回は玄関ドアのリフォームについて紹介しましょう。

1. 玄関の種類

玄関ドアは建物により、その建物に最もふさわしいタイプが選ばれます。建物の構造上の問題や玄関スペースの制約に、和風・洋風の建物で玄関の形が決まることもあります。それだけ玄関は種類が多いのです。以下で代表的な玄関を紹介しましょう。

1-1. 片開き(かたびらき)ドア

片開きドアは多くの建物で見られます。ノブが右か左の一方に付いていて、玄関で靴を脱ぐ習慣がある日本では、一般的に表側に引いて開けます。片開きドアはマンションなどの集合住宅に設置され、狭いスペースでも施工しやすいメリットがあるのです。

1-2. 両開き(りょうびらき)ドア

玄関の両開きドアは同じサイズのドアが左右に2枚あるタイプです。2枚のドアを設置するため、広い玄関スペースが必要となります。2枚タイプは大きな玄関ドアになるだけに、豪華な雰囲気の玄関になるのです。

1-3. 親子ドア

親子ドアはメインとなる大きなドアと小さなドアの2枚のドアで構成されます。ふたつのドアは親扉と子扉になり、閉じた状態では平行に並んでいます。通常子扉は閉まっているものです。大きな荷物を搬入するときや車いすを利用するときなどで、両方の扉を開けて出入りします。

1-4. 片袖(かたそで)ドア・両袖(りょうそで)ドア

片袖ドアは片側に袖がある開きドアです。袖には採光のための窓が付いたデザインも多く見られます。袖が両側にある開きドアが両袖ドアです。片袖よりも光を多く取り入れられるため、明るいだけ開放的に感じるでしょう。袖ドアがある玄関は明るくなります。

1-5. 引き戸(スライディングドア)

戸を横にスライドさせるタイプの引き戸は、昔から日本の建物に採用されていました。引き戸は玄関の外にスペースがなくても、横には広い開口部が得られます。開くドアに比べ開け閉めが楽でしょう。

2. 玄関ドアリフォームの方法

玄関ドアは種類も多く、リフォームも1日でできる工法が開発されています。斬新なデザインのドアや防犯機能が強化されたドアも出現しているのです。最近のドアは、デザイン性・機能性・防犯性を重視しています。最適なタイプの玄関ドアが選べて、最新タイプにリフォームできます。以下では玄関ドアのリフォーム方法について解説しましょう。

2-1. 玄関ドアの交換

玄関ドアそのものをすべて取り替えるのが玄関ドアの交換です。ドア周辺を養生しドアも外し、ドア枠の周囲の壁を取り壊します。そして新しいドア枠を取り付け周囲の壁を塗り固め、乾燥させて新しい玄関ドアを取り付けます。それまで使っていた玄関ドアと同じ大きさの新しいドアを設置可能です。壁を壊して工事するので、費用や工期がかかる点はデメリットでしょう。

2-2. カバー工法

最近人気の玄関ドアリフォームがカバー工法です。今あるドア枠を残したまま、その上から新しいドアをかぶせるように設置します。まさにカバーする工法です。ドア交換に比べると簡単な工事で済むため、工事期間も短く大部分の場合1日でリフォームが終わります。カバー工法で玄関ドアをリフォームする場合は、以前のドア枠は残しているため壁を壊す工事も不要です。費用が安く済むケースも多くなります。ただしカバー工法はそれまでのドア枠を残してそのうえに新しい枠を設置するため、ドアのサイズが数センチ小さくなります。

2-3. 玄関ドアの塗り替え

最も簡単な玄関ドアのリフォームが塗り替えです。ドアの色が変わるだけで見た目も変わり、雰囲気は大きく変わるでしょう。塗料の種類やカラーもそろっていて、色にこだわれます。また単色でなく斬新な柄も加えると、見違えるほどモダンな玄関ドアになるでしょう。ただし玄関ドアの素材や劣化状態によっては、使用できる塗料に制限が出てくる場合もあります。

3. 玄関ドアの役割

玄関ドアのリフォームが必要になるのは、玄関ドアが重要な役割を果たしているからです。この章では玄関ドアの重要な機能を紹介しましょう。

3-1. 断熱性

玄関ドアは外気が侵入してくるのを防ぎ、室内の空気が外部に漏れるのも防ぎます。断熱性が乏しい玄関ドアは、寒気がそのまま室内中に入ってきたり、室内の暖気が玄関ドアから逃げたりします。玄関ドアは家の断熱面で重要な役割を果たしているのです。

3-2. 防犯性

玄関は防犯上も重要な役割があります。戸建ての場合はとくに注意が必要です。最近のドアは防犯機能が強化されています。ワンドア・ツーロックで、ひとつのドアにふたつ鍵が付いています。鍵の機能も強化され「ディンプルキー」や「ウェーブキー」などが主流です。

3-3. 採光性

玄関は明るいと気持ちがよいものでしょう。自然な光がたっぷりと取り込める玄関にリフォームすることがおすすめです。ガラス入りのドアを選んだり袖にガラスを埋め込んだりして、外光を多く取り込み明るい玄関にしましょう。玄関の広さや玄関の使い方・玄関のデザインなどを考慮しながら、必要となる光の量によって玄関ドアを選択可能です。

4. まとめ

家のリフォームの中でも玄関ドアのリフォームは比較的安い費用で、リフォームする工法によっては1日でできる場合もあります。玄関リフォームだけでも家のイメージが変わるでしょう。玄関ドアをリフォームして快適な玄関にしましょう。

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