リフォームといえば住宅の建物と思いがちですが、住宅の建物や附属設備だけでなく、外構をリフォームすることもおすすめです。外構といわれる塀や花壇に門扉なども、経年劣化の修理や防犯機能強化などでリフォームが必要になります。今回は、外構のリフォームについて紹介します。
1. そもそも外構とは
外構とは、門・フェンス・アプローチなど建物の外側にある構造物を指します。また、庭の花壇や庭木なども外構に含まれます。外構により住宅の印象は大きく変わるでしょう。また、外構はマイホームの雰囲気を演出する役割も果たしています。それだけ外構は大きな意味があり、リフォームが必要なのです。
1-1. 外構とエクステリアの関連
最近よく使われている用語に「エクステリア」があります。エクステリアは今まで使われてきた「インテリア」対する言葉で、エクステリアはトータル的に住宅の外側を包括した意味合いで使われます。さらに外構とエクステリアの違いになると、実際にはほぼ同様な意味合いで使用されますが、厳密にいえば、外構は屋外の構築物を指すことが多いでしょう。外構の構築物や庭などが複数集まってエクステリアになっていると捉えられます。
1-2. 進化中の外構リフォーム
建材メーカーや住宅関連会社の努力で、外構リフォームの技術は大きく進化しています。外構としてリフォームする門扉やフェンス、塀などは素材が進化し防犯性も高まり、軽くて丈夫なものが人気です。また、デザインもモダンになって、玄関に続くアプローチもおしゃれなレンガ造りなどカラフルなタイプが増えています。外構リフォームに力を入れると、個性豊かな自慢のマイホームになります。
1-3. 外構は複数の構築物で構成
外構リフォームはさまざまな構築物があるだけに、カーポートの外観や門扉のデザイン、フェンスの素材や庭の樹木など、すべてをトータル的に捉えて外構リフォームすることで自分好みの外構になります。
2. 外構リフォームの対象になる構築物
外構リフォームの対象となる代表的な構築物について、リフォームの傾向や最近のトレンドなどを紹介します。
2-1. 門扉（もんぴ）
門扉は出入口にある扉のことで、その家の顔といえます。防犯としてロックをかけることで外部からの侵入者を防ぎ、小さな子どもの飛び出しを防ぐ役割もあるでしょう。門扉は洋風と和風があり、開き方も両開きと片開きがあります。金属の素材は錆に強いアルミニウム製や、重厚感がある鉄製の重要が多く、落ち着いた雰囲気の木製門扉も人気です。土台の基礎工事を行うこともあり、門扉全てを取り換えるとイメージが一新します。また、塗装は門扉の手軽なリフォームで、色が変わるだけでも雰囲気が大きく変わるのです。
2-2. 塀
最初に、敷地と外部との境界に設置する「塀」と「フェンス」の違いを紹介します。塀は隙間がなく外部も内部も見えないものです。フェンスは隙間があり、外部、内部両方側から見えるものです。塀は通行人の視界を遮り、人目を気にせずに洗濯物を干したり、ガーデニングを楽しんだりすることができます。また、高い外壁にすると侵入者を防ぎやすくなるでしょう。
塀の素材は、タイル張り・レンガ積み・化粧ブロック・自然石張り・コンクリート打放しや生垣など多種類あります。住居のテイストに合わせて選びましょう。素材は、デザインが豊富で軽量の「アルミニウム」や「ステンレス」、和風邸宅の印象を醸し出す「竹垣」、植栽や花々とのが映える「木材」などがあります。
2-3. フェンス
家の敷地を取り囲むフェンスはデザインの種類も多く、おしゃれなタイプが豊富にあります。素材は金属製のアルミやステンレス、木製のシックなフェンスもあります。フェンスのリフォームは敷地を取り囲むだけに施工範囲が広く、費用が高額になることがあるでしょう。そのため、大通りに面している部分だけセンスの良いデザインフェンスでリフォームし、他は普通の金網フェンスにしているお宅も見かけられます。
2-4. アプローチ
門扉から建物の玄関まで続くアプローチは、レンガや敷石や飛び石に、タイルや枕木など、使用する素材によってその家のイメージが演出可能です。また、砂利を敷くと歩くときに足音がして防犯効果も期待できます。介護の問題を考えてリフォームする場合は、アプローチはバリアフリーで滑りにくく、車いすが通りやすい段差のない形状がおすすめです。
2-5. カーポート
カーポートは屋根と支柱でできている簡易型の車庫です。屋根が付いているので、車が紫外線や雨や雪などから守られ、劣化速度を遅くすることができます。また、屋根があるので、雨の日も車の乗り降りで濡れにくく、真夏は車内温度の上昇を防ぐ役割も果たします。車がカーポートから外に出ているときは、子どもの遊び場や洗濯物を干すことも可能です。カーポートのリフォームで支柱や屋根を高くしたり、屋根を広げたりすることで、車種変更も可能になります。
3. 外構リフォームは庭や照明も重要
庭も外構にふくまれ庭のリフォームで家のイメージが大きく変わります。庭の木を植え替えると、遮蔽効果が出て外部から家の中を見えにくくすることも可能です。また、庭に家族の記念樹を植える楽しみもあります。庭全面を芝生張りにすることで、家全体が欧米風のテイストになることもあります。
3-1. 照明で外構リフォーム
外構リフォームのときに照明を取り入れることで、夜間、家のイメージを演出できます。照明器具にはLEDを使用することで電気代が抑えられます。また、人感センサー付きのライトを設置すると防犯効果が働くでしょう。外灯は明暗センサー付きにすると、暗くなれば自動点灯し、明るくなると消えるため無駄なく外構を照らします。現在は、夜のマイホームに照明は欠かせません。
4. まとめ
建物のリフォームに比べると、外構リフォームは話題になることも少ないようですが、外構リフォームこそ、マイホームの雰囲気を大きく変える効果があるでしょう。外構のみのリフォームも、建物本体のリフォームに合わせてリフォームすることもおすすめです。
「株式会社安藤工務店」は地域に密着し創立60年以上の建設会社です。創業以来、「安心」「安全」「健康」を配慮した家を提供しております。『お客様の幸せのために家づくりをしていきたい』これこそが、当社の信条です。
幸せな家づくりの最終ゴールは、お客様が実際にお住まいなられてから、ずっと長く豊かな暮らしを続けて頂くことです。住居の土地探し・資金計画・住宅ローン手続き・アフターメンテナンスまで、「家づくりのイロハ」から全てを、当社がしっかりサポーさせて頂きます。ぜひ、当社にご相談ください。
